中部電気工業(株)「メッセナゴヤで新規事業の大型受注を初獲得」

谷 真孝 社長

社名 中部電気工業株式会社
所在地 岐阜県岐阜市水海道5丁目6-19
TEL 058-248-3344
設立年月 1948年(昭和23年)6月
資本金 2000万円
社員数 14人
webサイト http://chubudenki.net外部サイトへ

新規事業を軌道に乗せたい

送電線や電力設備の工事を主力とする中部電気工業は、新規事業として風力発電機の販売・設置に力を入れている。九州大学発ベンチャーのウインドレンズ(福岡県筑紫野市)製の小型風力発電機「風レンズ風車」はイチオシ製品。メッセナゴヤ2012への出展を機に同事業を軌道に乗せようとしている。

風レンズ風車は風を集光レンズのように集めて風車を回す。小型ながら発電効率が高い。2012年6月に専門部署を置き、販売を本格化。地方自治体やホテル、商業施設などに直接訪問してPRしてきた。

売り込み先候補に電話をかけ続けたこともある。しかし知名度が低いため、成約には至らなかった。「話は聞いてもらえるが、そこから先に進まなかった」と営業担当の安田純一さんは振り返る。

風レンズ風車の施工例

実物の展示で注目集める

メッセナゴヤへの出展は谷真孝社長の友人の紹介がきっかけ。展示会への出展自体が初めての同社は、これを機に風レンズ風車の販売方針も再検討した。

そして風力発電機が持つ「環境対策へのアピール効果」という価値を前面に打ち出してPRする手法を採用。「風レンズ風車で発信しませんか?」というキャッチコピーも作成した。さらにユーザーが利用しやすいようリース契約も新設した。

展示会場では実物を見てもらうことに主眼を置いた。同社が販売する製品は風車の外径だけで3.4mと大きく、1小間の展示ブースには収まらない。ウインドレンズから一回り小型の出力1kwタイプを借りて展示した。それでも外径2mと目立ち、集客につながった。

展示ブースでは常時3、4人の社員が待機し、来場者への説明にあたった。それでも順番待ちの来場者が列をなすほど人気を集め、用意した1000部のカタログは会期中になくなった。質問は性能の詳細に加え、「どんな環境で使用できるのか」「売電事業に利用できるのか」など多数。「今後の売り方の参考になった」と安田さんは反響に満足げだ。

メッセナゴヤの展示風景

出展がきっかけで商談進展

メッセナゴヤへの出展をきっかけに初の大型受注も獲得した。大手機械メーカーから2014年に同メーカーの工場に6基を設置する予定。また、自動車メーカーからの引き合いがあったほか、電気系専門学校の校舎向け、物流会社の倉庫向けなど3件の商談も継続中。さらに風力発電と発光ダイオード(LED)照明を組み合わせた街灯の商品化など、同じ出展者との協業も展示会を機に始まった。

同社は次回のメッセナゴヤにも出展する方針だ。「ユーザーが何を求めているかわかった。次回はよりわかりやすい提案ができる」と谷社長。手探りで取り組んできた新規事業に確かな指針をつかんだようだ。

メッセ効果の検証チャート

1.出展の理由・きっかけ 手探り状態の新規事業を軌道に乗せたい 2.出展において工夫したこと 実物展示とキャッチコピーにより、製品の強みをわかりやすく発信 3.メッセに出展して得たもの 大型受注を初獲得 他の出展者との新たな協業もスタート

出展者一覧

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