出展者の声

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試作モデルを通して「生の声」を収集、そのリアルな反応をもとに改善へ

マルハチ工業株式会社
代表取締役　田中　好江さん

当社は、自動車部品のエンジンマウントをはじめ防振で使われる金属加工の製造、卸売業を主事業としています。2020年春より一般消費者向けの商品としてトイレットペーパーの過剰利用防止ホルダー「トイレのトメコさん」の企画開発を開始しました。

子どものいたずら防止で開発した本製品ですが、福祉施設でもニーズがあることを知り、「自分たちの技術が使えるかもしれない」という思いで商品化を決意しました。

一般販売する前に、試作モデルを通していろいろな意見を聞きたいと思い、メッセナゴヤへの出展を希望しました。規模の大きさや出展するメリットなどは一宮商工会議所の方から聞いており、初めて展示会に出るならメッセナゴヤしかないと決めていました。

ブースは、シンプルを心掛け、キャッチコピーも簡潔に、「トイレットペーパーの過剰利用に困っていませんか」と一文のみを書いて提示しました。

また、ブース全体の色調の統一や、明るさの調節、モニターでの動画投影などお客様に足を止めてもらう工夫を凝らしました。

シンプルなブースが目に留まったのか、メディアの方に声を掛けていただき、後日、記事として紹介してもらえました。一般層への浸透はもちろん、他のメディアの方も興味を持ってもらえて、思わぬ反響が得られました。

開催期間中、多くの方からさまざまなご意見、ご感想をいただくことができました。実際に試作モデルを手に取っていただき、生の声を直接聞くことができたのは大きな収穫です。

想定していた消費者だけでなく、異業種で働く方々からも貴重なアドバイスや意見をもらうことができました。テストマーケティングの場としてもメッセナゴヤは、かなり有意義だと私は実感しています。