
リネットジャパングループ株式会社
海外統括部 海外HR事業担当
くだか あきこ
久髙 亜希子さん
東海エリアの登竜門に初出展
数百名との交流で見えた成長戦略

独自の海外人材事業をPR 自社の価値を再認識
当社は、使わなくなったパソコンなどのリサイクル、読み終わった本などのリユース、障がい福祉サービスを提供するソーシャルケア、海外人材事業を展開しています。最も注力しているリサイクル事業では、環境省・経済産業省から認定を受けた小型家電リサイクル法認定事業者として、全国700以上の自治体と連携して使用済みパソコンの回収を行っており、広く知名度を得ています。
今回は海外人材事業部の活動をPRするためにメッセナゴヤへ初出展しました。海外人材事業では日本国内の労働人口の不足を補うため、国策に基づき、主にカンボジアからの人材受け入れをサポートしています。
当社の大きな特徴は、日本国内にいる外国人を紹介するのではなく、現地で暮らしている外国人が日本に来るきっかけを作るところから関わっている点です。この独自性を多くの方に知っていただくことを出展の目的としました。日本は世界有数の自動車大国であり、多くの整備工場が人手不足に直面しています。自動車整備だけでなく、実際には製造業、介護、農業など幅広い分野で人材不足が深刻化しており、さまざまな企業が海外人材との出会いを求めています。メッセナゴヤは異業種交流展示会として東海エリアでは大規模であり、どんな業界でも出展できるところが魅力だと感じました。
本社が名古屋にある当社としては、東海エリアの企業と直接交流でき、アフターフォローのしやすさを考えてもメッセナゴヤは非常に魅力的です。結果的に期待以上の成果を得られ、目標を大きく達成できました。
即契約につながった秘訣は『メッセくん倶楽部』で生まれたアイデア

事前準備では、サポートプログラムの『メッセくん倶楽部』に参加し、私たちが「何を訴えたいのか」「どんな成果を求めているのか」を深く考える貴重な機会を持つことができ、目指すべき出展の方向性が明確になりました。営業手法についても具体的なアドバイスがあり、目標を明確にするワークを通じてアイデアが形となり、得た学びを社内展開することでモチベーション維持にも役立ちました。準備期間は社内のさまざまな部署が携わったことで、海外人材事業部の取り組みが社内全体に浸透したことも大きな成果のひとつです。
『メッセくん倶楽部』のアドバイスを基に2種類のパンフレットを合計900部製作しましたが、最終日には足りなくなるほどの反響がありました。名刺交換は150名に達し、いくつかの企業とはすぐに契約が成立し、実際に求人のオーダーもいただいています。メッセナゴヤを経験したことで、社内全体が積極的にアピールする必要性を実感し、フットワークが格段に軽くなりました。今後も訪問予定の企業があり、引き続き商談を重ねていきます。もし『メッセくん倶楽部』に参加していなければ、ここまでの成果は収められなかったと思います。
異業種との交流で社内の固定観念に変化
歴史と実績のあるメッセナゴヤに出展できたことは、私たちにとって大きな自信となりました。出展に至るまでのプロセスまでもが非常に大きな糧となり、社内の固定観念も変わりました。たとえば、営業活動などで行き詰まっている場合でも、社内交流を深めてヒントを得るようになりました。これまで当社を知らなかった企業や、海外事業の展開を検討している企業、同業の受け入れ団体など、数百名との新しい出会いが仕事への熱意を高めるきっかけとなりました。この熱が冷めないうちに次回の出展を目指し、さらなる成長を遂げたいです。