4アイシン・ソフトウェア株式会社
新領域開発推進部 第2新領域開発室 第3グループ グループ長
西川 兼士朗さん

多様な企業との出会いから得た発見
ソフトウェア開発会社が狙う新事業創出
新事業の発信で自社イメージを刷新
市場調査の場として、メッセナゴヤを活用
当社は、総合自動車部品メーカーであるアイシングループで唯一ソフトウェアを専門とする企業です。車載ソフトウェア開発を通じて自動車の安全性や性能を支えてきました。所属部署では、2023年頃からグループ外へのBtoB向け技術・サービス開発を進めており、将来的にはBtoCへの展開を見据えています。しかし、これらに対する効果的な発信の場がないという課題に直面したため、地元開催で異業種企業が多く集まるメッセナゴヤに着目し、初めての展示会出展を決定しました。
出展目的は大きく3つありました。1つ目は企業イメージの刷新です。車載ソフト専業というイメージを払拭し、多様なサービス開発にも取り組んでいることを広く発信するためでした。2つ目はテストマーケティングで、開発したサービスが市場ニーズに応えられるかを確認したかったからです。3つ目はパートナー企業の発掘です。実証実験や共同開発を進められる企業との出会いを求めており、地元企業との出会いは連携において大きなメリットとなります。
「メッセくん倶楽部」が導いた展示戦略
初出展を支えた伴走型支援
ブースで展示したのは、現場作業をリアルタイムで支援するウェアラブルデバイス、Wi-Fiルーターを活用した位置測位アプリ、AIとXR技術を融合した人材育成コスト削減ソリューション、低メモリ・低消費電力と高精度を両立した超軽量AIの4つです。発信したい内容が多岐にわたる当社にとって、勉強会・情報交換会「メッセくん倶楽部」で学んだブース設計の考え方は非常に有益でした。当社の技術は幅広い業種で活用可能ですが、「ターゲットを広げすぎると訴求力が弱まる」との指摘を踏まえ、製造業の現場管理者を主なターゲットとしたところ、現場に即した率直な課題を聞くことができました。
講師から具体的な助言があり、計画的に準備を進められたため、スムーズに出展当日を迎えることができてよかったです。
製造業以外の来場者からは、災害支援現場での活用など想定外の用途に関する提案も寄せられました。こうした新たな視点を得られたことは、異業種企業が集まるメッセナゴヤならではの成果です。
出展を節目にチームのモチベーションも向上
発信継続の重要性を実感
メッセナゴヤで出会った法人向けスマートフォン販売会社とは連携方法の模索・協議中で、当社のAIソリューションを組み込む方法について検討が進んでいます。会期後のフォローアップでも一部企業から反応があり、情報交換のためのコミュニケーションを継続中です。
メッセナゴヤへの出展は当社にとって節目となる取り組みになりました。ソフトウェア開発のスケジュールを出展時期に合わせることで、チーム全体に明確な指標を設定できました。来場者から直接フィードバックを得られたことは、開発メンバーのモチベーション向上にもつながっています。次回の出展に向けて、より効果的なテーマ設定や体制構築が重要だと認識しており、継続的な出展を視野に入れる方針です。
メッセナゴヤは多様な業種の企業が集まる展示会であり、想定しない出会いから新たな発見を得られる場だと実感しました。自社の取り組みを社外に発信することの重要性を改めて認識し、今回の取り組みを試金石として、今後さらに出展成果を高めていきたいと考えています。
